不正出血の原因は?
経膣超音波検査で子宮内膜ポリープとみられるものが見つかり
私は近所のレディースクリニックで経過観察を継続して行っていました。
3~6か月ごとに組織診を受け異常なく2年になろうとする頃
少量の出血や薄いピンク色のおりものが2週間ほど続いたのです。
(その症状が出る2か月前に受けていた組織診も「悪性所見なし」でした。)
組織診を実施しましたが結果はまたも悪性所見はなし。
『2年前から良性のポリープとみられるものの大きさも変わらず
出血も止まっているのでこのまま経過観察し半年後に再検査
しましょう。しかし気になるなら子宮鏡下手術のできる病院で
ポリープ切除する方法もある。』と医師から説明を受けました。
不正出血は止まっていたものの放置するのは心配だったため紹介状をもらい
隣町の産婦人科専門病院を受診しました。
子宮鏡検査のできる病院へ
子宮内膜ポリープ切除のため紹介された病院では
手術前に子宮鏡検査でポリープの状態、位置、大きさなどを確認し
後日全身麻酔による子宮鏡下手術の予定していました。
※子宮内膜ポリープは月経過多や不正出血の原因になることがあり比較的めずらしい
ものではありません。日帰りの子宮鏡下手術により切除することができますが
稀に悪性の可能性もあることから病理検査が必要とされます。
しかし子宮鏡検査当日内視鏡で子宮内を見た医師の声色は深刻なものに変わり
「良性で紹介状もらってますがもう一度組織診させてくださいね」と。
そして2週間後に出た検査結果はG2の子宮体がんでした。
近所のレディースクリニックで最後に受けた検査から新しい病院での検査まで一か月足らず。
いきなりG2に進行することは考えにくく、今までの組織診ではガン細胞のない的外れな部分で
採取をくり返していたのでしょうか・・・・。
ポリープがあるとはじめてわかった時点からすでに2年が経過しており
詳しい進行度や転移の有無などの結果が出るまで大きな不安の中心身ともにつらい日々でしたが
幸いにも子宮体がんは比較的進行が遅いがんとされており私の場合も摘出手術を終えた後
無事社会復帰することができました。
大きな病気を経験し改めて検診の大切さを実感しました。そして異常があった時に受診する病院の
選択はさらに重要です。子宮内膜ポリープや子宮筋腫等不安な症状をお持ちの女性は子宮鏡検査の
のできる病院を受診することで安心につながるかもしれません。
前の記事はこちら→【子宮体がん 早期発見するために 1】